有限会社アークシティ

ー不動産売却のスケジュールまとめ!媒介契約で売主がすることを解説ー

不動産売却には、さまざまな工程があります。不動産売買が初めての方のなかには、下記のように不動産売却のスケジュールについて疑問がある方も多いのではないでしょうか。

 

・不動産売却はどのようなスケジュールで進む?

・不動産売却はどれくらいの期間で決まる?

 

本記事では、不動産売買のプロである「有限会社アークシティ」が、不動産売却のスケジュールについてわかりやすく解説します。スケジュール紹介のなかで売り主がすることを解説するので、手続きなどで困ることがなくなるでしょう。

 

なお今回紹介するスケジュールは、「媒介契約」で不動産売却を進める場合のものです。「媒介契約」とは、不動産会社に売買手続きを依頼する契約方法のことです。個人売買や不動産買取のスケジュールではないため、注意してください。

 

不動産売却が初めての方や、不動産売却における売り手側のスケジュール感を知りたい方は、順番に見ていきましょう。

 

不動産会社に問い合わせ【1週間〜】

 

まず、気になる不動産会社を3社程度ピックアップして、問い合わせを行いましょう。問い合わせで確認する内容は、「家やマンションなど不動産の相場」です。

 

問い合わせを受けた会社が不動産の相場を調べる際には、電話やビデオ通話で不動産の基本情報を聞かれるため、事前に下記の内容を整理しておくと良いでしょう。

 

・築年数

・駅からの距離(徒歩何分圏内か)

・内装(暖房設備の有無・キッチンの種類など)

・耐震設計

 

電話やビデオ通話を使って、無料で査定をしてくれます。もちろん、相場以外の質問も可能です。例えば、「媒介契約とは何か?」「譲渡税とは何か?」など、不動産売却に関する質問に対して丁寧に答えてくれます。売却が決まっていない場合でも対応してもらえますので、気軽に問い合わせしてくださいね。

 

また不動産価格は、自分でも少し調べておくことをおすすめします。「自分の希望額が相場に対して離れすぎていないか」「不動産会社が提示する金額が低すぎないか」など、金額に関して適切に判断できるようになるからです。

 

なお、媒介契約のうち一般媒介契約以外の契約方法では、2社以上の不動産会社と契約を結ぶことはできません。ただし契約を結ぶ前の問い合わせは何社でも良いので、複数の不動産会社と連絡を取り、対応の親切さや費用感などを比較しましょう。

 

不動産会社の選定から問い合わせまで、集中して行う場合には1週間程度で完了します。早ければ良いわけではありませんので、自分が納得いく金額を提示してくれる会社と出会えるまでしっかりと時間をかけましょう。

 

不動産会社による現地調査・査定書提出【1週間〜】

 

売り主から売却を相談された不動産会社は、具体的な不動産の査定価格を出すために「現地調査」を行います。現地調査では、建物の劣化具合や周辺環境をプロの目線でチェックします。現地調査の際には、売り主の立ち会いが必要です。

 

そして現地調査の内容を元に、具体的な査定価格を算出した「査定書」を作成し、売り主に提出します。査定価格は、不動産会社によって変わります。特に地元に強い不動産会社の場合には、ほかの会社よりも高い価格を提示してもらえる傾向があるため、契約会社を選ぶ際の基準にすると良いでしょう。

 

現地調査・査定書の提出は、3日〜1週間程度で完了します。

 

不動産会社と媒介契約を結ぶ【〜1週間】

 

任せたい不動産会社が決まれば、媒介契約の連絡を行いましょう。連絡をする際には、媒介契約のうち「一般媒介契約・専任媒介契約・専属専任媒介契約」のどれで契約を結ぶかを伝えましょう。

 

契約後は、不動産会社から媒介契約書面が渡されます。契約書面の内容をしっかりと確かめるようにしましょう。不明点があれば、不動産会社に聞いてくださいね。

 

書面作成の時間があるため、媒介契約を結ぶまでに1週間程度かかる場合があります。

 

不動産会社による売買活動・売買契約【3ヵ月以内】

 

契約と必要な手続きが完了したら、不動産会社による売買活動が始まります。売買活動前の手続きでは、物件状況や設備に関する書面を処理する必要があります。書面作成でわからないことがあれば、不動産会社に確認を取りながら不備がないように行いましょう。

 

売買活動の内容は、媒介契約の種類や不動産会社によって異なります。例えば、チラシやインターネットで宣伝活動をしてくれる場合や、不動産情報がまとめられた「レインズ」に登録する場合などさまざまです。

 

売買活動中は、定期的に不動産会社から連絡が届きます。媒介契約は不動産会社に丸投げできる契約方法ですが、不動産会社からの連絡をチェックするなど売買の進捗具合は確かめるようにしましょう。

 

そして不動産の買い手が見つかった場合には、売買契約に進みます。買い手から記入してもらった「購入申込書」が、不動産会社から送られてくるので確認しましょう。購入申込書の内容は購入希望価格や引き渡しの希望日、住宅ローンを使用するかどうかなど、さまざまな項目があるため自分の希望に合っているかどうかをしっかりと見てくださいね。

 

条件調整を経て、双方が合意した内容で契約手続きを進めます。売買契約を結ぶ際には、さまざまな書類の提出が必要です。書面手続きのトラブルを減らすうえでも、媒介契約は安心といえるでしょう。

 

なお、不動産会社による売買活動は3ヵ月以内と決まっています。※

 

※参考:「不動産取引の手引き」4 媒介(仲介)契約を締結するときは(2)|東京都住宅政策本部

 

不動産会社による不動産の引き渡し【3ヵ月以内】

 

契約処理が完了すれば、不動産の引き渡し手続きに進みます。不動産の引き渡しの際には、単純に鍵を買い手に渡すだけではなく、下記のようにいくつか売り主側でも処理しなければならない手続きがあります。

 

・住宅ローンが残っている不動産では、住宅ローンの完済後に「抵当権の抹消手続き」

・所有権の移転登記申請

 

なお、不動産の引き渡しに必要な手続きも不動産会社が全面的にサポートしてくれます。個人売買では自分でしなければならないため、煩雑な手続きをサポートしてもらえるのも媒介契約ならではのメリットといえるでしょう。

 

まとめ

 

媒介契約で不動産売却をする際のスケジュール目安は、下記のとおりです。

 

・不動産会社に問い合わせ【1週間〜】

・不動産会社による現地調査・査定書提出【1週間〜】

・不動産会社と媒介契約を結ぶ【〜1週間】

・不動産会社による売買活動【3ヵ月以内】

・不動産会社による不動産の引き渡し【3ヵ月以内】

 

媒介契約の場合には、不動産会社への問い合わせから不動産の引き渡しまで、およそ半年かかると見ておきましょう。なお、契約方法によっては上記のスケジュールで進まない場合もあるため、詳しくは不動産会社に聞きましょう。

 

「有限会社アークシティ」は、福岡県筑後地方で不動産売買の対応を行う不動産会社です。媒介契約はもちろんのこと、不動産買取や任意売却などさまざまな不動産売却方法のなかから、不動産にピッタリのプランを提案します。地域密着の不動産会社だからこそ、相場よりも高値で査定価格を提示可能です。

 

「不動産売却を考えている」「不動産売却までのスケジュールを知りたい」などのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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